【1月8日 AFP】メキシコ東部のカリブ海に面したリゾート地、プラヤデルカルメン(Playa del Carmen)にあるバーで6日夜、複数の男による銃撃があり、7人が死亡した。現地当局やメディアが7日伝えた。同国の海岸地帯の観光地では、暴力犯罪が相次いでいる。

 プラヤデルカルメンがあるキンタナロー(Quintana Roo)州のアルベルト・カペリャ(Alberto Capella)公安相は、現地テレビ局「テレビサ(Televisa)」に対し、「現場で6人が死亡し、病院への搬送中にさらに1人が死亡した」と語った。

 現地報道によれば、銃撃のあったバーは主要観光地区の中心部から徒歩約10分ほどの場所にある。この週末はキリスト教の祝日「公現祭(Epiphany)」と重なり、多くの人でにぎわっていた。

 プラヤデルカルメンと近くのカンクン(Cancun)はメキシコ最大の観光地で、ターコイズブルーの海と白い砂浜で有名。

 その一方、両市では強力な麻薬カルテルが一帯の支配をめぐり抗争を繰り広げており、暴力事件が増えている。

 カペリャ州公安相によれば、今回の事件には麻薬カルテルの犯行であることを示す特徴があるものの、容疑者はまだ逮捕されていない。(c)AFP