【1月5日 AFP】ポーランド北部コシャリン(Koszalin)で4日、脱出ゲームが行われていた密室で火災が発生し、いずれも15歳の少女5人が死亡し、男性1人が重傷を負った。当局が明らかにした。

 脱出ゲームは、参加者がさまざまな手掛かりを見つけたり謎を解いたりしながら密室を脱出する体験型アトラクションで、世界各地で人気を集めている。

 民放テレビTVN24の取材に応じたヨアヒム・ブルジンスキ(Joachim Brudzinski)内務・行政相によれば、死亡した少女らは誕生日を祝っていたところだったという。

 消防局の広報担当者はAFPに対し、死亡したのは全員女性で、男性1人が重度のやけどを負い、集中治療室に搬送されたことを明らかにした。地元警察によれば、負傷者は25歳の男性とみられている。

 報道によれば、火災は4日夕方、脱出ゲームが行われていた部屋で発生したとみられているが、警察と消防局によれば火元はまだ確認されていない。

 ブルジンスキ内務・行政相は消防庁に対し、国内に1000か所以上あるすべての脱出ゲーム会場の防火管理を徹底するよう指示した。(c)AFP