ナダルがブリスベン国際欠場、全豪に向けて万全期す
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【1月3日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は2日、左大たい部の張りを理由にブリスベン国際(Brisbane International 2019)を欠場すると発表した。
大会第1シードで2回戦から登場する予定だったナダルは、3日にジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)との対戦を控えていた。しかしながら、医師との話し合いの結果、今月行われる全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に向けて体調を整えるべく、大会参加を取りやめた。
現在世界ランク2位のナダルは、昨年9月にファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦した全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)準決勝で棄権を余儀なくされた膝の問題で、それ以降の主要大会には出場していない。
昨年11月に足首を手術したナダルは、約3週間前にトレーニングを再開したばかりで、先週アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われたエキシビション大会、ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)ではケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に敗れていた。
ナダルは会見で「気分は良い。ただ長らく戦列を離れていて、アブダビでの初戦で脚に少し締め付けられる感覚があった」「それが欠場の理由。ここにはやってきた。MRI検査して、左太ももにかすかなひずみがあった」と明かした。
全豪でのプレーについて、医師からは問題ないと伝えられたというナダルは「かなり小さいとはいえ、大きくなる可能性もあると言われている。筋肉のひずみというのは危険なんだ」「試合をして筋肉への負荷が強くなると、そのひずみが大きくなるリスクを負うことになる」と続けた。
「今日の時点では大きくはない。4日前よりも気分も良い。あと5日もすれば100パーセントの状態になるだろう。そうすれば全豪に向けた準備をするのに十分な時間はある」 (c)AFP