【1月3日 AFP】スペインの沿岸警備当局は2日、年明けからの2日間で、地中海を渡ろうとした移民401人を救助したと発表した。

 同国では先月28日にも、主にアフリカ出身の移民311人を乗せた慈善団体の救助船が入港したばかり。この移民らはリビア沖で救助された後、クリスマスを洋上で過ごすことになるなど困難に陥っていた。

 沿岸警備当局の報道官はAFPに対し、ジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)とアルボラン海(Alboran Sea)で1日に移民111人を救助したほか、2日にも290人を救助したと明らかにした。

 スペインは、ギリシャとイタリアに代わり、欧州に入る移民の主要な到着地点となっている。

 国際移住機関(IOM)の最新の統計によると、2018年1月1日から12月19日までに海路でスペインに到着した移民は5万6000人余り、同国への渡航中に死亡した移民は769人に上った。(c)AFP