【12月31日 AFP】18NFLは30日、第17週の試合が行われ、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)が35-3でオークランド・レイダース(Oakland Raiders)を一蹴し、アメリカン・カンファレンス(AFC)のトップシードを獲得した。

 チーフスのQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)は2本のタッチダウンパスを通すなど281ヤードを獲得し、第4クオーターには試合を退いた。デマーカス・ロビンソン(Demarcus Robinson)に通した89ヤードのタッチダウンパスでマホームズは今季のタッチダウンパス総数を50とし、獲得ヤード数も合計5097ヤードとなった。

 1シーズンでのタッチダウンパス50本と5000ヤード獲得は、2013年のペイトン・マニング(Peyton Manning)氏以来史上2人目の快挙となった。

 この勝利でチーフスはプレーオフ初戦が免除となり、全ての試合を本拠地で戦うことができる。

 この日ニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)に38-3で完勝したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)はAFCの第2シードとなり、初戦免除と準決勝の本拠地開催権を手にした。ペイトリオッツはこの日を含めホームでは今季無敗となっている。

 また、AFCのプレーオフ最後の一枠は、その座を争うテネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)との直接対決を33-17で制したインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)の手に渡った。

 ナショナル・カンファレンス(NFC)では、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)がクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)に26-24で勝利してプレーオフ出場権を獲得し、昨季最終週での苦い思い出を払拭(ふっしょく)した。

 昨年のシーズン最終戦でシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)に逆転負けを喫してプレーオフを逃していたレイヴンズは、前半を20-7でリードして終えながらも試合時間残り約3分30秒で2点差に詰め寄られたが、最後はブラウンズのQBベイカー・メイフィールド(Baker Mayfield)のフォースダウンギャンブルのパスをCJ・モズリー(C.J. Mosley)がインターセプトし、NFC北地区のタイトルを手にした。

 第52回スーパーボウル(Super Bowl LII)を制したフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)は、24-20でワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)を下し、ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)が10-24でシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)に敗れたことでNFCのワイルドカードでプレーオフ行きをなんとか決めている。(c)AFP