【12月31日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは30日、第20節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1でサウサンプトン(Southampton FC)を退けた。

 クリスタルパレス(Crystal Palace)とレスター・シティ(Leicester City)にまさかの連敗を喫した王者シティは、敵地での勝利で連覇への道を再び歩み出したが、指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、来月3日に本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で行われるリバプール(Liverpool FC)戦で勝利を逃せば、それがタイトル争いで事実上の「終わり」を意味することになると語った。

 セント・メリーズ(St Mary's Stadium)で勝利したものの、2位シティと首位リバプールの勝ち点差は7となっており、チームはこの日の試合でさらにポイントを落とす可能性もあった。

 10分にダビド・シルバ(David Silva)のゴールで先制したシティは、その後幾度も決定機を逃すと、37分にピエール・エミール・ホイビュルク(Pierre-Emile Hojbjerg)に同点弾を許した。

 それでも、シティのプレーに忍び寄った疑念は、ハーフタイム直前のジェームズ・ウォード・プラウズ(James Ward-Prowse)のオウンゴールとセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)の3点目で拭い去られた。

 グアルディオラ監督は「リバプールのポジションを考えれば、勝ち点を落としてしまえば終わりだと、それ(タイトルレース)が終了すると分かっていた」と語った。

「ほぼ不可能になっただろう。もちろんあちらも勝ち点を落とすことになるだろうが、そこまで多くはならない。最後まで争いたいのであれば、昨季起きたことや、ここ数日を除いた今季のことを思い出すべきだ」

 また指揮官は、2連敗にもチームに対する自信を無くしてはいないと言い切った。

「どうすれば彼らを疑える? サッカーとはこういうもの。また並外れた30分過ごして、2-0、3-0にできるチャンスを作り、1点を許した」

「勝ちを重ねてきて、2敗した。そして、現時点でヨーロッパ、あるいは世界で最高の状態にあるライバルがいる。だからこそ次の木曜日(来年1月3日)はわれわれにとってチャレンジなる。シーズンの終わりまでタイトルをできる限り争えるように、勝ってのこのポジションを維持するために努力する」 (c)AFP/Nick SZCZEPANIK