「狂ったほど充実した」シーズンの再現へ、フェデラーの士気高まる
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【12月28日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は27日、集中したオフシーズンを過ごして士気が上がったと明かした上で、再び「狂ったほど充実した」年にするべく、まずは来月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)の男子シングルス3連覇を目指すと明言した。
世界ランク3位のフェデラーは、四大大会(グランドスラム)のシーズン初戦となる全豪オープンで2017年と2018年に優勝を果たし、キャリア晩年に見事な復活を遂げている。いずれの勝利も、オーストラリア・パース(Perth)で行われる男女混合国別対抗戦のホップマンカップ(Hopman Cup)での調整が奏功したものであり、再び新シーズンに向けたスタートとして、今年も同大会に出場することになっている。
2017年の全豪オープンで、フェデラーは大方の予想に反して2012年以来となるグランドスラムタイトルを獲得。37歳という年齢にしてグランドスラム通算20勝を手にし、通算8度目のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇も果たした過去2年は「狂ったほど充実」していたと自身も振り返る。
今年も全豪オープンの優勝候補に挙げられているフェデラーだが、論理的には難しい仕事が立ちはだかっているという認識を示し、再びタイトルを獲得できるとは期待していないと語っている。
現在パースにいるフェデラーは、「年齢を考えれば、僕が何か偉業を達成するのは本当に難しいことだと、人々は理解していると思う」「うまくいかなかったとしても、毎年そういったテニスをするのは難しいというのは当然かもしれない。それに多少の運や、自分に有利なドローとかも必要になってくる」とコメントした。
「グランドスラムで勝つためには、いろんな要素が必要になる。この2年間は自分にとって狂ったほど充実したものになっているから、再び最高のシーズンのスタートを切れることを願っている」
フェデラーは体力維持も順調であることをアピールし、先月から全豪オープンに向けてトレーニングを積み重ねているとして、「オフシーズンの過ごし方には、とても満足している」「この3~4週間はとても激しいトレーニングができた。来季に向けてとてもわくわくしているし、モチベーションも十分だ」と語った。(c)AFP