【12月27日 AFP】米俳優のケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)容疑者(59)から2016年に性的暴行を受けたと訴えている男性が、事件当時の様子を一部動画に収めていたことが、AFPが入手した訴状で明らかになった。

 スペイシー容疑者は、被害者の年齢が14歳を超える案件での「強制わいせつおよび暴行」容疑に問われており、来月7日にはマサチューセッツ州ナンタケット(Nantucket)の連邦地裁で罪状認否が予定されている。有罪と認められれば、5年以下の禁錮刑に処される可能性がある。

 訴状によると、被害に遭った2016年7月当時18歳だったウィリアム・リトル(William Little)さんは、夏の間だけナンタケットの飲食店「クラブ・カー(Club Car)」でウエーターとして勤務。

 リトルさんは警察に対し、事件発生当時の動画を、同店から写真・動画共有アプリのスナップチャット(Snapchat)を使って交際相手の女性に送ったと証言。警察は問題の動画を入手してリトルさんに見せ、リトルさんはそこに映っているのが自分とスペイシー容疑者であることを認めたという。

 スペイシー容疑者は昨年強制わいせつで告発されて以来、公の場に姿を見せておらず、今回の容疑についてもコメントしていない。(c)AFP