【12月27日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の歴代最多勝記録を持つ名指導者ジギ・シュミット(Sigi Schmid)氏が、クリスマス当日の25日に同国ロサンゼルス市内の病院で死去した。65歳だった。

 家族によると、シュミット氏は3週間前にUCLAメディカルセンター(UCLA Medical Center)へ入院して以来、心臓移植の順番を待っていた。家族は「私たち家族はジギの死を深く悼み、今は素晴らしい夫にして、父親にして、リーダーにして、師を失ったことを悲しみ嘆いています」とコメントを発表している。

 MLSのドン・ガーバー(Don Garber)コミッショナーも「メジャーリーグサッカーとして、ジギ・シュミット氏の逝去の知らせに大きなショックを受けている。ジギの名は、MLS史上有数の指導者として永遠にわれわれのリーグの歴史に刻まれるだろう」と話した。

 西ドイツ生まれで、4歳のときに南カリフォルニアへ移住したシュミット氏は、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)、コロンバス・クルー(Columbus Crew)、シアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders)を率いた18シーズンで、MLS記録となるレギュラーシーズン・プレーオフ通算266勝を挙げ、ギャラクシーで2002年、クルーで2008年にチームをリーグ王者へ導いた。(c)AFP