■セレーナの全米オープン激怒騒動

 テニス界の女王セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は、9月8日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)女子シングルス決勝で、カルロス・ラモス(Carlos Ramos)主審に猛抗議して自滅し、四大大会(グランドスラム)通算24勝目をふいにしてしまった。セレーナは審判を泥棒呼ばわりして2度目のコードバイオレーションを取られて1ポイントを失うと、さらに激高して1ゲームを失うペナルティーを科され、大坂なおみ(Naomi Osaka)の勝利まであと1ゲームに追い込まれた。結局試合は大坂が6-2、6-4で制し、自身初のグランドスラム優勝を飾った。

■レアルの欧州チャンピオンズリーグ3連覇

 ウクライナの首都キエフで5月26日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝で、レアル・マドリード(Real Madrid)はリバプール(Liverpool FC)を3-1で下し、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督の下で大会3連覇を達成した。同大会では通算13回目のタイトル獲得を果たしたレアルだが、この試合がジダン監督にとって同クラブでの最後の試合となり、エースのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)もイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に移籍してチームの勢いが衰えた。

■ハミルトンが通算5度目のF1選手権制覇

 フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の強豪メルセデスAMG(Mercedes AMG)に所属するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、今季後半にセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を擁するフェラーリ(Ferrari)勢が失速する中、ミスのない走りで合計11勝を飾る圧倒的な強さを見せつけ、通算5度目のドライバーズ選手権制覇を成し遂げた。現在33歳の英国人ドライバーは、6度目のタイトル獲得に向けて準備が整っていることもアピールしている。

■モウリーニョ監督の3シーズン目のジンクス

 イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、クラブの成績不振を理由に今月18日に指揮官を解任され、またもや3シーズン目のジンクスに直面した。同指揮官はチェルシー(Chelsea)や、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)時代にも、就任3シーズン目でチームが低迷して退任に追い込まれていた。

■アイルランド代表がニュージーランド代表に大金星

 ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)まで1年を切った11月17日、アイルランドは16-9で世界王者ニュージーランドを破り、母国でオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)から100年ぶりの勝利を収めた。この記念すべき金星でテストマッチ12戦11勝を記録する最高のシーズンを締めくくったアイルランドは、今年のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)制覇に加え、オーストラリアとのテストマッチ3連戦も2勝1敗で勝ち越し、W杯の有力な優勝候補として名乗りを上げている。(c)AFP