【12月24日 AFP】カナダおよび米国政府が先週、中国で拘束されているカナダ人2人の即時解放を求めたことについて、中国政府は24日、「断固反対」の意を表明した。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は定例記者会見で、「カナダと米国が出した声明について、中国側は強い不満と断固反対の意を表明する」と述べた。

 カナダ当局が米国の要請を受けて中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)を拘束した後、中国政府は元外交官でシンクタンク勤務のマイケル・コブリグ(Michael Kovrig)氏と実業家のマイケル・スペーバー(Michael Spavor)氏を拘束している。

 米加以外にも、英国、ドイツ、欧州連合(EU)が、カナダでのファーウェイ幹部の拘束に対する報復とみられる2人の拘束について、懸念を表明していた。

 これについても華報道官は「英国やEUと何の関係があるのか」と指摘した。(c)AFP