【12月22日 AFP】ハンガリーの首都ブダペストで21日、「奴隷法」とも呼ばれている改正労働法が成立したことに抗議する大規模なデモが行われ、少なくとも5000人が参加した。

 改正労働法は、雇用主が要求できる残業上限を年間250時間から400時間に引き上げることなどを定めたもので、今月12日に議会で可決されて以来、大規模なデモが続いている。今回のデモはクリスマス休暇が始まる前まで続く見込みだが、労働組合や野党は、抗議活動の勢いを来年も維持させるため、1月5日に新たなデモを実施すると発表した。

 一方、国内で3番目に大きい都市セゲド(Szeged)と北部の町シャルゴータルヤーン(Salgotarjan)の議会は21日、改正労働法を施行しないとする決議案を可決した。(c)AFP/Géza MOLNAR