【12月20日 AFP】アフリカ中部コンゴ民主共和国の選挙管理当局者は19日、23日に予定する大統領選と議会選について、1週間延期される可能性があるとAFPに明らかにした。放火と疑われる倉庫の火災によって電子投票機が破壊されたためという。

 現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領は2年前に任期が切れたが、退陣していない。大統領選では、カビラ氏が選んだ与党候補のエマニュエル・ラマザニ・シャダリ(Emmanuel Ramazani Shadary)元内相に、複数の野党候補が争う構図。18年近く政権の座にあるカビラ氏は選挙後に退陣することになっている。

 独立国家選挙委員会(CENI)によると、火災があったのは12日。首都キンシャサで使われることになっていた電子投票機約1万台のうち、8000台近くが使用不能になったという。首都には全国の有権者4400万人のうち11%が住む。野党側は、火災には政府が関わっている可能性があるとの見方を示している。

 国内では選挙集会などで暴力事件が相次いでおり、NGOによると選挙運動が始まった先月22日以降、少なくとも6人が死亡した。

 東部では武装集団による襲撃が発生しているほか、エボラ出血熱も流行している。一方、西部では16日から民族衝突が続き、人権団体のまとめによるとこれまでに82人が死亡した。(c)AFP