【12月19日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が機能別統合軍としての「宇宙軍(Space Command)」の創設を指示したことに対し、中国政府は19日、宇宙の「武器化」に反対すると批判した。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は会見で「中国は一貫して提案してきたのは宇宙の平和利用であり、宇宙の武器化、そして宇宙での軍拡競争に反対している」「宇宙をさらに新たな戦場にすることに反対する」と述べた。

 トランプ氏が18日、国防総省内に新設を指示した宇宙軍は、中東を担当する中央軍(Central Command)やアジアを担当するインド太平洋軍(Indo-Pacific Command)など、地球全域を分担する統合軍の11番目になる。

 これとは別にトランプ氏は今年6月、海軍、海兵隊、陸軍、空軍、沿岸警備隊に次ぐ、新しい軍種としての「宇宙軍(Space Force)」創設を目指すとも述べている。(c)AFP