細心の配慮と世話のおかげで、北京動物園のパンダはみなまるまると太っている。1992年に生まれた「大地(Da Di)」は同園の最長老だ。年は取っているが、「大地」の歯はそろっており、食欲も旺盛だ。

 毎日の清掃と餌やり以外に、特別な仕事がある。例えば、採血をする時には、麻酔をしない状態で行われるが、飼育員は採血の間にパンダがおとなしく手を差し出すように訓練しなければならない。

 馬さんは、19歳からこの仕事を始めて29年。馬さんは「飼育員たるもの、汚れ仕事や疲れる仕事、辛い仕事を進んでやるのが当たり前だ。パンダに対する時は、大胆かつ細心に相手をしなければならない。パンダは凶暴な動物でもあるので」と言う。

 パンダは、1歳の頃から飼育員の手を離れ、成年パンダとしての対応となる。理由は、この年齢になるとパンダに一定の危険性が現れるからだ。

 馬さんは「29年間にパンダと一緒に過ごした時間は、自分の家族と過ごした時間より長い。パンダも自分を最も親しいパートナーとし見てくれている。自分が動物飼育員の仕事を選んだことは幸運だった。パンダから父親として見られていることも最高の幸せだ」と話す。(c)CNS/JCM/AFPBB News