【12月19日 Xinhua News】中国とカナダの古生物研究者が北京市でこのほど、1億年前の古鳥類の尾羽を含む琥珀(こはく)を発見したと発表した。この研究成果は専門学術雑誌「Journal of Palaeogeography」のオンライン版で発表された。

 同研究には、中国地質大学(北京)の邢立達(Xing Lida)副教授をはじめ、中国科学院古脊椎動物・古人類所の鄒晶梅(Zou Jingmei)研究員、カナダロイヤル・サスカチュワン博物館のライアン・マッケラー教授らが参加した。

 今回新たに発見された標本は、有名な琥珀産地であるミャンマー北部のカチン州にあるフーコン渓谷で発見されたもので、鉱区の火山灰の測定に基づくと、この地域の琥珀は今から約1億年前の白亜紀後期初めのものとされる。この時期にミャンマー北部の湿度の高い熱帯環境下の動植物が、流れてきた樹脂に封じ込められ、長い地質時代の中で琥珀となり、現在に至るまで保存されてきたのだ。

 邢副教授は、「鳥類は約1億5000万年の長い進化の歴史において、白亜紀と新生代の2度にわたって放散進化を経験した。うち、白亜紀は鳥類の進化の重要な段階で、どのように恐竜から進化したかの過程を記録している」と述べた。

 また、世界各地の琥珀はさまざまな軟組織を保存していることで知られており、その他の化石からは得られない情報が含まれているため、琥珀は古生物の形態学や多様性、行為に関するより完全な記録を提供していると指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News