【12月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)は17日、通算7度の世界タイトル獲得を果たした伝説的ドライバーのミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が来年1月3日に50歳の誕生日を迎えるのを記念して、同氏をたたえる特別展を開催すると発表した。同氏は5年前のスキー事故で頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現していない。

 イタリア・マラネロ(Maranello)にあるフェラーリ・ミュージアム(Ferrari Museum)では、シューマッハ氏の家族が2年前に立ち上げた財団と提携して、「ミハエル50(Michael 50)」展が開かれることになった。

 フェラーリはコメント文を発表し、「この展覧会は、最も成功した跳ね馬(Prancing Horse、フェラーリのエンブレム)のドライバーに対する祝福と感謝の両方の意味を込めたもの」と説明すると、同氏がドライバーとしてのみならず、引退後にもチームの顧問としてマシン開発に貢献したことを人々が理解するものになるだろうと述べた。

 ドイツ出身のシューマッハ氏は、1996年から2006年までフェラーリのマシンを駆り、2000年から2004年まで世界選手権5連覇を達成。同氏の在籍期間中には、チームも通算6度のコンストラクターズ選手権制覇を成し遂げた。(c)AFP