【12月15日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は14日、2021年から2025年のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)の開催候補地に東京やシンガポールが名乗りを上げていると明かした。

 シーズン最終戦の開催地には、英マンチェスター(Manchester)やイタリア・トリノ(Turin)などが手を挙げているが、2020年までホストを務める英ロンドンも契約を延長する可能性がある。

 今年8月に開催地決定の入札手続きが開始されると、世界中の40都市以上が関心を示した。最終段階でATPは各都市を下見して回ることになるが、最終決定は2019年3月以降になる見通しとなっている。

 ATPのクリス・カーモード(Chris Kermode)会長は、「入札手続きで世界中から届いている関心の高さは、この唯一無二である大会の豊かな伝統、そして2009年以降のO2アリーナ(O2 Arena、ロンドン)における成功を表している」と話す。

 第1回大会は1970年に東京で開催され、以降は米ニューヨーク、豪シドニー、中国・上海といった世界中の大都市で行われてきた。

 同一開催地での連続開催は、マディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で1977年から1989年にかけて行われた13大会が最長となっている。O2アリーナでは2009年から開催されており、毎年25万人以上のファンを集客している。

 大会の優勝者にはビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏といったレジェンドが名を連ね、現役ではロジャー・フェデラー(Roger Federer)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)らが栄冠を手にしている。

 シーズン最終戦の同大会には単複の年間トップ8が出場。11月に行われた今年の大会ではアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が初優勝を飾った。

 今年、ともにズベレフに敗れたフェデラーとジョコビッチは、ロンドン開催の継続に関し異なる意見を持っている。

 同大会で通算6度(うちロンドンで2度)の優勝を経験しているフェデラーは、ロンドンが完璧な選択肢であり、2021年以降も同地での開催を継続すべきだと考えている。

 一方、同大会を通算5度(うちロンドンで4度)制しているジョコビッチは、競技の発展を理由に開催地の変更を支持している。(c)AFP