【12月13日 Parismodes.tv】米ニューヨークにあるメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)で、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)による「シャネル(CHANEL)」が、メティエダール(Metiers d’Art)コレクションを発表した。

 古代エジプトとニューヨーク市に着想を得たコレクションは、デンドゥール神殿(Temple of Dendur)の前で披露された。

 コレクションは、羽毛細工工房「ルマリエ(Lemarie)」や金銀細工の「ゴッサンス(Goossens)」、刺しゅうの「ルサージュ(Lesage)」、帽子ブランドの「メゾン・ミッシェル(Maison Michel)」など、ブランドとアトリエのノウハウを凝縮。ツイードやゴールド、特にエジプトのような広襟アクセサリーに焦点を当て、クリアでシンプルなラインと、ピュアで清潔感のある、幾何学的形状。

 大きなベルトで腰を強調したスタイルのほか、スーツはボーダー柄で装飾し、ラップスカートのような丸みを帯びているものも発表。首元、腰、ドレスの下部には刺しゅうが施された。ブラウスやドレス、バッグを彩るプリントは、グラフィティアーティストのシリル・コンゴ(Cyril Kongo)によるもの。

 アクセサリーは、象形文字のトートバッグや、スカラベで飾ったミノディエール、ピラミッド型のバッグ、カフブレスレットなど、エジプト文明を彷彿させる。

 注目すべきは、モデルのメーキャップだ。目を強調するカラーアイライナーは、古代エジプトのアイメイクイアップ「コール」や金のタイツを引き立てた。(c)Parismodes.tv