【12月13日 AFP】フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は12日、同国を揺るがせている反政府デモに対応するため警察官を増員する必要があるとして、同国リーグ1の数試合を延期にすると発表した。その一方で、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)対ディジョン(Dijon FCO)戦は行われるという。

 LFPはこの日、ニース(OGC Nice)対サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦、ナント(FC Nantes)対モンペリエ(Montpellier HSC)戦、カーン(SM Caen)対トゥールーズ(Toulouse FC)戦の延期を発表した。

 15日にPSGを迎えるディジョンの自治体によると、試合は行われるが、パリから訪れるPSGファンが本拠地スタッド・ガストン・ジェラール(Stade Gaston Gerard)で観戦することは禁止されるという。

 また仏南部マルセイユ(Marseille)の警察は、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)対オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦の延期を要請。反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動がパリなどの都市で暴徒化したことを受け、同リーグでは先週末も6試合が延期されている。

 11日には東部ストラスブールのクリスマス市で銃乱射事件が発生しており、政府の警戒レベルも高まっている。(c)AFP