【12月13日 AFP】ロシア国営ニュース専門チャンネル「ロシア24(Rossiya 24)」は11日、子ども向けの科学技術イベントに歌って踊れる「最先端のロボット」が登場したと報じた。しかしインターネットユーザーの指摘により中に人が入った着ぐるみだったことが発覚し、炎上騒ぎとなっている。

 ステージ上で人型のロボット「ボリス(Boris)」が踊る中、番組の司会者は「このイベントは最先端ロボットを見るチャンスだ」と説明。ニュースではボリスが「数学が得意だけど、今は絵画と作曲を学びたい」としゃべったと紹介され、司会者は「ボリスはもうダンスを習得した、まずまずだ」と述べた。

 しかしインターネットに舞台裏の画像が投稿され、ボリスの頭部と胴体部の間に隙間があり、中に人が入っているのは一目瞭然だった。またネットユーザーたちにより、ボリスはネット上で販売されている「アリョーシャ(Alyosha)」というロボット風の着ぐるみだと特定された。

 画像の拡散を受け、この件を報じた司会者は12日、「サンタクロースのように誰が見ても着ぐるみだと絶対分かると確信していた、これは子ども向けの企画なのだから」と釈明した。(c)AFP