【12月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は11日、グループC第6節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は4-1でレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)を下し、グループ首位通過を決めた。快勝にもトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「引き続き謙虚に」戦っていくと話している。

 PSGは前半にエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)とネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がゴールを決めて試合を有利に進めると、後半開始直後にマルコ・ゴベリッチ(Marko Gobeljic)の得点でレッドスターに1点を返されたが、マルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)の強烈なヘディングとアディショナルタイムのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のゴールで再び点差を広げて勝利した。

 グループのもう1試合でリバプール(Liverpool FC)が1-0でナポリ(SSC Napoli)を下したため、勝ち点11に伸ばしたPSGはC組を首位で通過した。リバプールとナポリは2ポイント差の同9で並んだが、リバプールの勝ち上がりが決まっている。

 接戦となったグループを首位で突破できたことは、カタールのオーナーが就任後、国内では圧倒的な強さを見せながら欧州では期待に応えられずにいるチームにとって大きな自信になる。

 今回は、グループ初戦のリバプール戦に2-3で敗れ、ナポリとは2試合とも引き分けに終わっていたが、前節のリバプール戦で2-1の勝利を収めてグループ突破を大きく手繰り寄せると、最後は2連勝で締めくくった。リバプールとナポリがそれぞれレッドスターとのアウェーゲームで敗戦と引き分けに終わって勝ち点を落としたのに対し、PSGはレッドスター戦2試合で10ゴールを奪って勝利したことが首位通過につながった。

 トゥヘル監督は仏メディアのRMCスポール(RMC Sport)に対して「ミスはあったが、失点後に盛り返したのは非常に良かった。試合を支配できた」「最初のリバプール戦の後と同じように、こうした試合へ向けた準備ができていることを示せた」と話した。

 ゴールに加え、カヴァーニの得点もアシストしたエムバペは「うれしい。突破を目指していたし、(勝つという)意思を示せた」と話し、チームのチャンピオンズリーグ制覇の可能性については「目の前の試合に目を向けなくちゃいけない。まずは準々決勝を目指すし、どんな相手を引き当てたとしても戦うだけだ」とコメントした。(c)AFP