2017年に登場したトゥルームは、エプソンが1942年の創業以来有するムーブメント技術や外装の開発技術に、高精度なセンサーを融合させ具現化した最先端アナログウォッチの理想形だ。その最新作が「Sコレクション」。航空計器の再現を目指したというこのコレクションは、腕時計では初となるバリオメーター(昇降計)や現在値から起点への距離と方向を示すウェイポイントなど、コクピットに不可欠な各種センサーを搭載するとともに、視認性を考慮しつつ現代的な雰囲気にまとめ上げられた。そんな、最新テクノロジーをまとった時計を腕に着けて機上から見るのは、どんな世界だろうか。蓄光糸で刺繍した世界地図。その光のラインが地形を浮かび上がらせる。視界に広がるのがそんな近未来的な景色だったら、コクピットの中はなお一層楽しいに違いない。 (竹石)

S Collection TR-MB7007

S Collection TR-MB7007
GPSセンサーに加え、気圧・高度センサー、方位センサーを内蔵し、機能、デザインともに航空計器をイメージ。ストラップには、名門タンナー・ホーウィン社のクロムエクセルレザーを採用する。クオーツ(GPS衛星電波)。
チタン、ケース直径46.3㎜、10気圧防水。税抜26万円。
S Collection TR-MB7007
空=SKYをイメージした「S-Collection」に対し、都会=CITYをイメージしたのが「C-Collection」。その新作では、ファッションの世界でも定番になったグリーンを採用したモデルも登場している。特徴はアドバンティック仕上げが施されたストラップ。中央部のグリーンが、時間とともに少しずつその姿を現すのをじっくりと愉しみたい。税別18万5000円。

時計のお問い合わせ=トゥルームお客様相談室

Tel.050-3155-8285
trume.jp

青山悟《Map of the World》

青山悟《Map of the World》
(Dedicated to Unknown Embroiderers)
2014年 ポリエステルにポリエステル糸と蓄光糸で刺繍 66.0×80.5cm
青山悟(1973年生れ)は、旧式の工業ミシンを使い、オーガンジーの布に数針ごとに上糸と下糸の色を変えて、絵画や写真と見紛う精緻な刺繍作品を制作し続けている現代美術家だ。その青山の作品と、GPS受信システム装備のハイテクウォッチの組み合わせ。〝電光表示〞された世界地図上に浮かぶ時計は、まるで地球を監視する衛星のようである。「驚異の超絶技巧」展出品作。

特別展「驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-」

2018年11月16日(金)~12月24日(月) 富山県水墨美術館
2019年1月26日(土)~4月14日(日) 大阪・あべのハルカス美術館
2014年~2015年、明治工芸再評価の機運を大いに盛り上げた画期的な展覧会「超絶技巧!明治工芸の粋」展の第2弾。昨年9月から東京・三井記念美術館開催を皮切りに、全国5会場を巡回中。七宝、金工、木彫、漆工など、明治と現代の超絶技巧が対決する。