【12月4日 AFP】フランスのパリで3日に行われた同国サッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」によるバロンドール(Ballon d'Or)の授賞式で、女子の同賞初代受賞者となったノルウェー代表FWアーダ・ヘーゲルベルグ(Ada Hegerberg)は、ステージ上で「twerk(トワーク)」のパフォーマンスを求められたことによって歴史的快挙が影を潜めてしまったとする指摘を一蹴した。

 23歳のヘーゲルベルグは、授賞式のホストを務めた仏人DJのマーティン・ソルヴェイグ(Martin Solveig)氏から性的に挑発的な踊りである「twerk(トワーク)」を求められ、困惑しつつその要求を拒否した。

 ソルヴェイグ氏は後に「心からのおわび」を行い、ヘーゲルベルグによると個人的に謝罪も行われたという。しかし、同選手はこの出来事によって、せっかくの夜が台無しにされたとの指摘については否定した。

 仏リーグのオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)でプレーするヘーゲルベルグは、「台無しになったとは全く感じなかったというのが本心ですし、皆さんがそのように感じたのであれば悲しいです」「性的問題に関して話題にするならば、もっと他にも議論すべきことがたくさんあると思います」とコメントした。

「彼は私のところへ来て謝罪してくれました。バロンドール受賞が、最も大切なことです」 (c)AFP