【12月4日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は3日、女子のバロンドール(Ballon d'Or)を発表し、仏リーグのオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に所属するノルウェー代表FWアーダ・ヘーゲルベルグ(Ada Hegerberg)が初代受賞者に選出された。

 ヘーゲルベルグは、女子サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2017-18)での活躍が認められ、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に所属するデンマーク代表のパーニル・ハーダー(Pernille Harder)や国際サッカー連盟(FIFA)の女子年間最優秀選手に選ばれたブラジルのマルタ(Marta)らを抑えて受賞を果たした。

 15人の候補者のうち、日本代表の熊谷紗希(Saki Kumagai)を含む7人がリヨンから選ばれていたが、ヘーゲルベルグはゴールを量産したことが、投票を行った世界中のジャーナリストに評価された。

 リヨンはボルフスブルクとのチャンピオンズリーグ決勝に4-1で勝利して大会3連覇を遂げており、その試合でも1得点を挙げたヘーゲルベルグは、大会で15得点を記録していた。

 またチームは国内リーグで12連覇を果たしており、今季も首位を快走。昨季31得点を決めたヘーゲルベルグは、今シーズンも得点を重ねている。

 ヘーゲルベルグは仏パリで行われた授賞式で、「チームメートがいなければ受賞できなかったので、お礼を言いたいです」「そしてフランス・フットボール誌にも感謝します。この賞は女子サッカーにとって大きな一歩です」とコメントした。(c)AFP