【12月4日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は3日、年間最優秀若手選手賞に当たる「コパ・トロフィー(Kopa Trophy)」に、同国リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を選出した。

 今月下旬にようやく20歳になるエムバペは、フランス代表の一員としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)で優勝し、同大会の最優秀若手選手に選ばれるなど輝きをみせた。

 バロンドールの受賞者で、フランス人の故レイモン・コパ(Raymond Kopa)氏にちなんで名付けられたこの新たな賞は、存命している33人のバロンドール受賞者の投票によって決まる。エムバペは今年のバロンドールで、30人の候補者がいた中で4位に入った。

 父親や弟のエタン(Ethan Mbappe)君と表彰式に出席したエムバペは、ロシアW杯で計4ゴールを記録。フランスがクロアチアに4-2で勝利した決勝でも1得点をマークし、1958年大会のペレ氏以来2人目となるW杯決勝における10代の得点者となった。

 昨シーズン、1億8000万ユーロ(約232億万円)という移籍金でASモナコ(AS Monaco)からPSGに加入したエムバペは、今季のリーグ1で10試合に出場し12ゴールを挙げており、得点ランキングで首位に立っている。

 また、2018年で見るとクラブと代表の両方で56試合に出場し32ゴールをたたき出している。(c)AFP