【12月3日 AFP】18-19スペイン1部リーグは2日、第14節の試合が行われ、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)の活躍もあり、FCバルセロナ(FC Barcelona)がビジャレアル(Villarreal CF)に2-0で勝利して首位の座に返り咲いた。

 先月招集メンバーから外れながらも2試合連続の先発出場となったデンベレは、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)の先制点をお膳立てするなど、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督の信頼に報い、罪滅ぼしの道をもう一歩進んだ。

 その後、スペイン出身の20歳で未来のスターと目されているカルレス・アレニャ(Carles Alena)が途中交代でピッチに入ると、リオネル・メッシ(Lionel Messi)の守備網を切り裂くパスに反応し、チップキックでリーグ戦初ゴールを手にした。指揮官は「アレニャはトップチームへの昇格を勝ち取った」とコメントしている。

 3週間前のレアル・ベティス(Real Betis)戦でデンベレを招集メンバーから外した際、バルベルデ監督の根気も尽きたかに思われた。しかし、デンベレはアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との試合で終盤に同点ゴールを決めてもちこたえると、この試合でも生き生きとしたパフォーマンスを披露した。

 バルベルデ監督は「彼は素晴らしいプレーをみせた。チームの中でも傑出した選手のうちの一人だった」と述べた。

「突破力、ドリブル、シュート、スピード、自信、勇気など、彼には多くの強みがある。今回のような状態が続いてほしい」

 紙一重の勝利をつかんだバルセロナは、同日に敵地でアラベス(Alaves)、ジローナ(Girona FC)とそれぞれ引き分けたセビージャFC(Sevilla FC)やアトレティコを上回り、再び首位に立っている。

 バルセロナから約100キロほど離れたジローナ(Girona)では、相変らず敵地で苦しんだアトレティコが終盤になんとか追いついた。

 アトレティコは好調のクリスティアン・ストゥアーニ(Cristhian Stuani)にPKを決められ先制されるも、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が素晴らしい動き出しとファーストタッチをみせ、これがホナス・ラマーリョ(Jonas Ramalho)のオウンゴールを誘い1-1に追いついた。

 黒星を免れたことはディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の表情を笑顔にさせるには十分な結果だったが、アトレティコは今季リーグ戦のアウェーゲーム7試合でわずか1勝しか挙げられていない。

 試合後、シメオネ監督は「ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)は荒々しい」「簡単な相手などいない」と振り返っている。

 一方、ストゥアーニがけん引するジローナは7位を維持。これで12ゴール目となった同選手は、得点ランキングでイアゴ・アスパス(Iago Aspas)やメッシを上回り首位に立っている。

 また、セビージャは首位の座を守れる可能性もあったが、アラベスと1-1で引き分け、敵地メンディソロサ・スタジアム(Mendizorrotza Stadium)で新たに足をすくわれたチームになった。

 セビージャはセルジ・ゴメス(Sergi Gomez)のミスからジョナタン・カジェリ(Jonathan Caller)にボールを渡すと、最後はゴール前で待っていたヨニー(Jony)に決められ先制点を許した。

 しかし、セビージャはウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)の抜け目ないフィニッシュで同点に追つき、勝ち点1を獲得した。一方4位を維持したアラベスのドローにより、上位6チームのうち今節勝利したのはバルセロナとレアル・マドリード(Real Madrid)のみとなった。(c)AFP/Thomas ALLNUTT