【12月2日 AFP】米中は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が20か国・地域(G20)首脳会議のため訪れたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1日に行った首脳会談で、来年1月に米国が予定していた追加関税拡大を90日間遅らせることで合意した。米ホワイトハウス(White House)が明らかにした。

 来年1月1日に予定していた2000億ドル(約23兆円)分の中国製品に対する現行10%の関税の25%への引き上げを90日間遅らせる。ホワイトハウスは「この期間の終了時点で両国が合意に達しなければ、10%の関税は25%に上げられる」としている。

 中国の王毅(Wang Yi)外相も同様の合意があったと明らかにした。王毅氏は「この合意により両国の経済摩擦拡大が回避され、ウィン・ウィンの協力に向けた新しい展望が開けるだろう」と述べた。(c)AFP