【12月2日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは1日、第14節が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-2でサウサンプトン(Southampton FC)と引き分けた。リーグ3戦勝ちなしとなった試合後、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はチームに「狂犬」が足りないと嘆くかのようなコメントを残した。

 今季ここまで本拠地セント・メリーズ(St Mary's Stadium)でPKを含めて4点しか挙げておらず、白星が一つもないサウサンプトンに対して、試合に入り切れていない様子のユナイテッドはわずか19分で2点を献上した。

 それでも、ユナイテッドはそのまま完敗を喫してもおかしくなかったところから、サウサンプトンの2点目の直接FKにつながるファウルを犯していたマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が汚名返上の2アシストを記録し、試合を振り出しに戻した。

 これで得意のセント・メリーズでこのまま逆転といきたいところだったユナイテッドだが、後半に入ると勢いを維持できず、両GKで忙しかったのは、どちらかといえばユナイテッドのダビド・デ・ヘア(David De Gea)の方だった。

 モウリーニョ監督は、「狂犬」という言葉について「サッカー的な表現だ」と話しながら、「私は犬が大好きだし、彼らの方が多くの人間より優れていると思う。ボールに食らいつき、激しく奪い返す選手たち。マーカス・ラシュフォードは疲れるまで狂犬だった」とコメントした。

「前半のラシュフォードはフレッシュでけがもなかったが、足首への激しいタックルの連続で徐々にプレーが難しくなっていった。こちらでファウル、あちらでもファウルを受けて、75分には限界に達した」 (c)AFP/Nick Szcepanik