【11月29日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)は29日、レゲエ音楽を無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage of Humanity)に登録した。

 ゆったりと陽気なメロディーやリズムを奏でるジャマイカ発祥のレゲエは、ボブ・マーリー(Bob Marley)といったアーティストらが人気を博したことで世界的に知られるようになった。

 ユネスコは、保護や振興に値すると判断する「無形文化遺産」にレゲエを追加。

 レゲエ音楽が「不平等や抵抗、愛、人間性の問題に関する国際的な議論に貢献している事実には、知性に訴えるものであると同時に、社会政治的、感覚的、精神的な要素が持つ原動力がはっきりと表れている」と評価した。

 この無形文化遺産には、オーストリア首都ウィーンにあるスペイン馬術学校(Spanish Riding School)の馬術や、モンゴルのラクダをなだめる儀式、チェコの操り人形の他、船の建造や巡礼、料理まで多岐にわたる300以上の文化的伝統が登録されている。(c)AFP