国旗渡そうとコース入ったボランティアに「自分責めないで」 優勝逃した中国人選手
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■組織委から聞かされていたが、2人目は予想外
記者:ボランティアが国旗を渡してきた時、意外に思ったか。
何選手:競技前に組織委員会から国旗を渡されると聞いていたので、1人目のボランティアが終点から約400メートル付近に現れ、国旗を渡そうとしているのを見ても意外には思わなかった。でも、国旗を受けとらずに、競技を全うしようと思った。ゴール前300メートルのところで2人目が現れ、これは予想外だった。
記者:その時、体力的にはどうだったのか。どうして国旗を丸めたのか。
何選手:体力的には極限まで来ていた。突然に国旗を目の前に出され、国旗を足で踏んでしまったらまずいと思っていながらも、両手で持ち直して国旗を広げることもままならず、丸めてとにかくゴールまで持っていこうと考えた。ただ、国旗はとても大きく、しかも雨で湿って重かった。私の手もすでに固くこわばっていたので、腕を振っているうちに国旗も落としてしまった。
記者:組織委員会が競技中に国旗を渡す段取りは、適切だと思うか?
何選手:私は組織委員会の考えを尊重する。だから、国旗を受け取った。ただ、競技中は、外部からのどんな妨害も選手の成績に影響を与える。組織委員会は今後の競技運営の中で、ゴールを通過した後に国旗を渡すように改善してほしい。国旗を背にすることができれば光栄だ。
記者:組織委員会からの説明はあったか。
何選手:説明はない。彼らが行動を起こすのを待っている。
■省体育局などが調査
この問題については、江蘇省体育局など関係部門が調査に介入している。
国家体育総局陸上競技管理センターの水涛(Shui Tao)マラソン社会活動部主任は取材に対し、「中国陸上競技協会は状況を把握しようとしているところで、具体的な状況についてはお話しできない。今後は組織的に競技プロセスの規範化について検討を進めていく」と語った。
国際陸上競技連盟(IAAF)の規定によると、ゴールする前にはスタッフ2人がフィニッシュ用のリボンを持って金メダル走者を待つことが許されるが、それを除いては、たとえ主審であってもコース上に入ってはならないとされている。(c)東方新報/AFPBB News
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