【12月1日 Xinhua News】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席夫人の彭麗媛(Peng Liyuan)氏は現地時間28日午前、スペインのレティシア王妃と共にマドリードの中心街にあるスペイン王立劇場(Teatro Real)を視察した。

 彭麗媛氏とレティシア王妃が到着した際、スペイン文化・スポーツ相のホセ・ギラオ氏、王立劇場の財団理事長と総経理らが劇場の入り口で出迎えた。ホールに入ると、彭麗媛氏はまず劇場の歴史文化、建築様式、運営状況などについて説明を受け、レティシア王妃、劇場責任者と記念撮影を行った。その後、オペラ「トゥーランドット」のリハーサルを見学し、ボックス席や各様式のホールを見学した。「トゥーランドット」の主演による名アリア「誰も寝てはならぬ」などを鑑賞し、出演者らと親しく交流した。その後、彭麗媛氏とレティシア王妃は王宮の趣を持つメインホールの舞台で「トゥーランドット」の出演者らとの記念撮影を行い、初公演の成功を祈った。彭麗媛氏は次のように述べた。芸術に国境はなく、全世界の人々の共通言語である。中国とスペインはいずれも芸術大国であり、両国の芸術家は互いに鑑賞し、手本にしている。スペイン王立劇場と中国国家大劇院は良好な協力関係にあり、芸術家の才能が花開くことに一流の舞台を提供している。両国の芸術界の交流・協力を引き続き推進し、両国人民の相互理解・友好を絶えず深化させていきたい。

 スペイン王立劇場は1818年設立、200年の歴史を有する。スペイン舞台芸術の頂点に位置づけられ、世界で極めて高い評価を持っている。2016年、シルクロード国際劇場連盟に加盟。(c)Xinhua News/AFPBB News