【11月28日 AFP】韓国は28日、開発中の同国初の国産ロケットに使用されるエンジンを積んだ試験ロケットの打ち上げに成功した。複数のメディアが報じた。

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 聯合(Yonhap)ニュースによると、南部沿岸にある羅老宇宙センター(Naro Space Center)で、液体燃料エンジンによる1段式ロケット(重量52トン、全長25.8メートル)の打ち上げに成功した。

 このエンジンは韓国航空宇宙研究院(KARI)が、18億ドル(約2050億円)規模のプロジェクトの一環として設計・開発したもので、初の国産ロケット「KSLV-2」の開発に応用される。

 今回のエンジン試験は、開始時のエンジン燃焼時間が140秒を超えたことから、成功したと判断されたという。

 KARIの広報担当者は「わが国独自の技術による打ち上げ用ロケットの開発において、今回大きく一歩前進した」と述べた。(c)AFP