【11月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は27日、グループF第5節が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-2でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)と引き分けた。チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は試合後、チャンピオンズリーグは他のどの大会よりも厳しい戦いだと話した。

 イングランド・プレミアリーグで首位に立つシティは、マックスウェル・コルネ(Maxwel Cornet)に2ゴールを許したが、それぞれアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のヘディングで追いつき、6季連続の16強入りを決めた。それでも、チームは今季唯一の複数失点を喫している相手に再び2ゴールを許し、負けていてもおかしくはない試合だった。

 グアルディオラ監督は「きょうは、チャンピオンズリーグがまったく別次元の大会だということを再び思い知らされた。理由は一つ、選手のレベルが高いからだ」とコメントした。

「チャンピオンズリーグのことを頭の中で考えて、マンチェスター・シティなら楽勝だろうと言う人たちは、こうした結果に面食らう」「しかし、言葉は言葉でしかない。そういうことを言う人たちは、リヨンやホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)、シャフタール(Shakhtar Donetsk)の試合をまったく見ていない」

 昨季、プレミアリーグ初の勝ち点100に到達して独走優勝を果たしたシティは、今季も13節を終えて40得点5失点という成績で首位に立っている。対するリヨンは、14節で首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に早くも勝ち点15差をつけられている。

 それでもシティは、1-2で敗れた9月の対戦と同じ結果になりかけた。グアルディオラ監督は「プレミアリーグは長い戦いで、38試合ある。こちらは90分や180分の戦いで、ミスが命取りになる」「フランスはPSGだけだと言う人は、あそこがどれだけタフなリーグかを知らない。非常に難しく、優れたリーグだ。だからこそ、きょうの結果と選手たちのプレーは大いにたたえたい」と話した。

 シティはグループ最終節で、敗退の決まったホッフェンハイムと本拠地で対戦し、引き分け以上で首位通過が決まる。一方のリヨンもシャフタールとの最終戦は勝ち点1で突破できるが、シャフタールもこの日、後半アディショナルタイムのゴールでホッフェンハイムを3-2と下し、グループ突破へ望みをつないでいる。(c)AFP/Martyn WOOD