【11月26日 AFP】米ナショナルフットボール(NFL)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が、25日のニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)戦で283ヤードを獲得し、プレーオフを含めた生涯パス獲得ヤードでペイトン・マニング(Peyton Manning)氏を上回って歴代1位に浮上した。

 ジェッツ戦でパス31本中20本を通し、タッチダウンパス2本を決めた41歳のブレイディは、生涯獲得ヤードを7万9416ヤードに伸ばし、マニング氏の7万9279ヤードを超えて輝かしいキャリアにまた一つ新たな勲章を加えた。

 レギュラーシーズンのパス獲得ヤードでも歴代4位に立つブレイディは、これで16年連続でシーズン3000ヤード獲得を達成。これはブレット・ファーブ(Brett Favre)氏の18季連続に次ぎ、マニング氏と並ぶ2位タイの記録となった。

 ここ3試合はタッチダウンパスがわずか合計1本にとどまっていたブレイディだが、この日はロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)とジュリアン・エデルマン(Julian Edelman)にパスを通し、チームも27-13で勝利を収めた。

 ブレイディは「知っての通り、多くの選手が健康を取り戻しているのは今季初めてだ。そのおかげで、あらゆる面でやりやすくなった。正しいエリアで素晴らしいプレーができたわけではなかったが、それでも十分よくやったし、勝ててうれしい」とコメントした。

 ペイトリオッツはこれで戦績を8勝3敗に伸ばし、18シーズン連続の勝ち越しが決まった。2週間前にはテネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)に10-34で敗れていたが、ジェッツ戦の勝利で2015年以来となるシーズン2度の連敗も避けている。(c)AFP