【11月20日 AFP】ボクシング、WBA世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)は19日、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との再戦の可能性について、本人同士で話し合ったことは認めたものの年明けまでは何も決まらないと明言した。

 この日、来年1月19日に米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)でエイドリアン・ブローナー(Adrien Broner、米国)と対戦することを発表したパッキャオは、2015年に行われたスーパーファイトの再戦に関して、先日の日本滞在中にメイウェザーと話し合ったと明かした。

 ニューヨークでブローナー戦の記者会見に臨んだパッキャオは「日本でフロイドと会ったときに話をした。彼は現役復帰して私と戦いたいと言った」「私はリングで戦い、人々を楽しませることしか知らない。それが私の仕事だ。フロイドは引退を撤回した。この試合の後にどうなるか見てみよう」と語った。

 2015年に行われた「世紀の一戦」では、メイウェザーがパッキャオに3-0の判定勝ちを収めた。この試合は史上最高の売り上げを記録したが、内容に関しては期待外れだったとする声が多かった。

 その後、世界ウエルター級王者同士の再戦の可能性についてささやかれる中、メイウェザーは9月に自身のインスタグラム(Instagram)でパッキャオ戦に備えていることを明かし、「復帰して今年中にマニー・パッキャオとファイトする。また9桁の稼ぎが実現だ」と投稿していた。

 一方、米国で2年ぶりのファイトに臨む39歳のパッキャオは、メイウェザーがどのような形で復帰するにせよ、その前にブローナー戦だけに集中しているとして、「ブローナーのことも、この試合のことも見くびれない」「フロイド・メイウェザーの件に関して話すのはそれからだ」と話した。(c)AFP