【11月24日 CNS】中国・杭州市(Hangzhou)で犬の飼い主が人を殴打する事件が起こり、犬の文明的な飼育のあり方が広く注目を浴びた。杭州市都市管理委員会は「文明的な犬の飼育に関する記者会見」を行い、社会各方面からの疑問に答え、杭州全域で犬の飼育と散歩に関する安全運動を実施すると発表した。

 説明によると、今回の安全運動は、リードを使わない犬の散歩と時間外の散歩などの行為を見直すもので、ルール違反者に対しては、最高で5000元(約8万1200円)の罰金を科すこととしている。

「杭州市犬飼育制限規定」(以下「規定」)によると、この安全運動期間中に、リードを使わない犬の散歩を発見した場合、主管部門は犬を捕捉すると共に飼い主に対しては200元(約3250円)以上1000元(約1万6240円)以下の罰金を科す。運動期間中の最低罰金額は400元(約6500円)に引き上げられ、深刻な内容については、犬を捕捉した上で、「犬飼育許可証」を無効処分にするとしている。

 このほか、「規定」によると、杭州市が許可した小型犬や鑑賞犬の外出可能な時間帯は午後7時から翌日の午前7時までの間とし、この規定に反して外出した場合、主管部門は犬を捕捉すると共に犬の飼い主に対し200元(約3250円)以上1000元(約1万6240円)以下の罰金を科すとしている。状況の深刻なものについては、犬を捕捉し、「犬飼育許可証」を無効処分とするとしている。

 許可証無しで犬を散歩させる行為に対しては、個人で飼育している場合は3000元(約4万8700円)以上5000元(約8万1200円)以下の罰金が科される。犬が人を傷つけたり、疾病に罹患(りかん)させたりした場合、主管部門は犬を捕殺あるいは没収すると共に、「飼育許可証」を無効処分とし、犬の飼い主に対しては2000元(約3万2480円)以上5000元(約8万1200円)以下の罰金を科す。

 杭州市都市管理委員会の秦華(Qin Hua)副処長は、「飼育許可証」の手続きの便宜を図るため、安全運動中は杭州市の「飼育許可証」窓口は週末も休まずに開放するという。このほか、市民は市政府の運営するアプリを通して手続きをすることも可能という。

 また、犬が捕捉された後、飼い主が許可証を得ていない犬については、規定に基づき「暫時捕捉」扱いとし、飼い主が許可証を取得後に犬を引き取れるとしている。野良犬や無許可犬については収容し、飼育条件に合った犬種については、社会に対して引取り公募を行うとしている。

 杭州市都市管理委員会の蘇静(Su Jing)副研究員は、犬を引き取る意向のある市民は、杭州市犬業協会に書面で申請を出し、材料の審査が通過後、犬業協会にて申請ルールに基づき飼育者を確定するという。(c)CNS/JCM/AFPBB News