【11月19日 CNS】中国・深セン(Shenzhen)税関は15日、湛江(Zhanjiang)、福州(Fuzhou)と香港の税関と共に大型の象牙密輸事件を摘発したと発表した。香港籍6人を含む容疑者17人を逮捕し、アフリカ産象牙10本、323.7キロを押収した。

 発表によると、2017年に湛江税関が摘発した象牙密輸事件捜査の過程で、ある密輸団がアフリカ産象牙を香港経由で中国国内に密輸しようとしている手がかりをつかんだ。

 密輸団のメンバーの多くは、福建省の同郷者、縁戚関係にあった。互いの連携が密で、連絡には電話やインターネットは使わないなど、「家族式」の特徴が際立っていた。

 情報によると、税関の密輸取り締まり部門は、同密輸ルートのアフリカ側の買い付けルートから、香港を経由し、中国国内へ転送し、福建省の最終加工者に至るまでの流れをすでに解明したという。2017年11月から起算すると、同密輸ルートにより運ばれた象牙は約1トンに上るという。(c)CNS/JCM/AFPBB News