【11月18日 AFP】パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで開催されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が18日、閉幕した。今回は貿易問題をめぐる米中の溝が埋められず、APEC史上初めて首脳宣言の採択が見送られた。

 国際貿易のルールをめぐって鋭く対立し、地域の影響力をめぐっても競い合う、世界の二大経済大国である米中両国は、首脳会議で激しい舌戦を展開。参加した各国の首脳らは共同宣言で合意に至ることができなかった。

 開催国のパプアニューギニアのピーター・オニール(Peter O'Neill)首相は、首脳宣言での合意に当たり、世界貿易機関(WTO)をめぐる問題が障害となったことを示唆した。(c)AFP