【11月17日 AFP】サッカー国際親善試合は16日、各地で行われ、疑惑を招くPKをネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が落ち着いて決めたブラジルが1-0でウルグアイとの激闘を制した。

 イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)の本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で行われた南米のライバル同士の一戦は、ブラジルの主将ネイマールがウルグアイから激しいファウルを何度も受けるなど、張り詰めた試合となった。

 それでも、最後に笑ったのはネイマールだった。78分、ブラジルのダニーロ(Danilo Luiz da Silva)がディエゴ・ラクサール(Diego Laxalt)とボールを競った際にわざとらしく転ぶと、クレイグ・ポーソン(Craig Pawson)主審はファウルと判定し、ブラジルがPKを獲得。これをネイマールがGKと反対の方向に蹴り込んだ。

 来年に母国で行われるコパ・アメリカ2019(2019 Copa America)へ向けて準備を進めているブラジルは、ベルギーに敗れたW杯ロシア大会(2018 World Cup)準々決勝の後、これで国際親善試合では5連勝。20日には、カメルーンとの今年最後の試合に臨む。

 これで2001年を最後にウルグアイに対して10戦負けなしとしたブラジルのチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は「典型的な南米ダービーだった。われわれはウルグアイをリスペクトしているし、彼らには危険な選手がいる」「なんとか相手をコントロールすることができた。3試合連続でゴールを許さずに終えられた」と語った。

 一方、ウルグアイを率いるオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督は「ネイマールは自由にプレーしていた。あまりうまく彼を抑えられなかった」「でも、われわれの若いチームもブラジルに匹敵していたと思う」と話し、厳しいPKの判定については「論争を招くような決着になったのは残念だ」と付け加えた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS