【11月17日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は16日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ1ではオランダが2-0でフランスを下した。フランスはW杯ロシア大会(2018 World Cup)制覇後初となる黒星を喫し、オランダは大会準決勝進出を視界にとらえた。

 ロッテルダム(Rotterdam)での一戦でオランダは、前半終了間際にジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)がゴールを決めると、後半アディショナルタイムにはメンフィス・デパイ(Memphis Depay)がチップキックでPKを決めて勝利をものにした。

 ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督率いる復活したオランダは、19日に行われるリーグAからの降格が決まったドイツとの試合で勝ち点1を手にすれば、フランスを抜いて準決勝進出が決まる。フランスはこのグループ最終戦で引き分ければ4強入りが決まったが、オランダが勝ち点1差に迫っている。

 W杯ロシア大会の本戦出場を逃していたオランダは、試合開始から精彩を欠いたフランスを支配したが、相手守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)の見事なセーブもあり、大勝とはいかなかった。

 デパイは「この勝利はチームのスピリットを、チームにいる選手の実力を示している。明るい未来が待っている。これを続けていかなくてはならない。これは始まりにすぎない」とコメントしている。(c)AFP