【11月19日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)保山市(Baoshan)で、犬の訓練が行われていた。同市は雲南西部の交通の要衝だ。西側の国境周辺は山岳が連なる地帯で、川を隔てた対岸のミャンマー側には、ゴールデントライアングルと呼ばれる麻薬で有名な地帯が広がり、麻薬取り締まりの主戦場の一つとなっている。

 ここには、薬物犯罪を取り締まる専門組織の雲南保山市公安辺境支隊が駐屯している。この部隊には特殊な「戦士」こと麻薬取締犬がいる。この小さくも勇猛な戦士は鋭い臭覚で、麻薬取り締まりの最前線を守っている。統計によると、2017年の基地設立以来、麻薬取締犬の働きによって薬物犯罪50件を摘発し、各種の薬物約300キロを押収したという。(c)CNS/JCM/AFPBB News