【11月16日 CNS】中国・農業農村部の公式サイトによると13日、農業農村部弁公庁と交通運輸部弁公庁、公安部弁公庁の3部門は共同で「生きた豚の輸送管理強化に関する通知」を発表した。「通知」では、生きた豚の移動・輸送、車両の管理監督を強化し、全力でアフリカ豚コレラの感染拡大防止に務めることを求めている。

「通知」は、状況認識を改め、輸送・移動段階での管理監督を一層厳しく実施するよう求めている。現在、アフリカ豚コレラの伝染は極めて厳しい状況にあり、17省で感染が発生、南方の養豚エリアにも感染が広がっているとしている。調査によると、生きた豚をエリアを超えて長距離輸送することが感染を拡大させる主な原因であるとしており、動物の検疫ルールに合わない、未洗浄・未消毒の輸送用車両には高い伝染リスクがあると指摘している。

 また、犯罪者らが金のために感染リスクの高い省から、法律などに違反して生きた豚を移動させたことにより、他地域でアフリカ豚コレラが発生したことにつながっている。各地の獣医師、交通運輸、公安などの部門は警戒を高めて監督管理を一層厳しく強化し、エリア外への感染拡大を阻止しなければならない、としている。(c)CNS/JCM/AFPBB News