【11月17日 CNS】まもなく終わりを迎える、中国の今年の「独身の日」。中国各地の大学では、届いた荷物の受け取りがピークを迎え、学内の物流センターなどでは、山と積み上がった荷物の対応に追われている。学生らが授業の休み時間を利用して、荷物を受け取るために長蛇の列をなすなどの様子が各地で見られた。

 ある物流関係者の話によると、大学近くの郵便局、物流会社など郵便物処理量は14日のみで700万件近くに上ったという。荷物の受け取りのピークは、「独身の日」から10日前後継続するとみられている。

 また、阿里巴巴(アリババ、Alibaba)傘下の物流会社菜鳥網絡(Cainiao Network)が提供する、ネット通販利用者のために商品を一時的に預かる荷物受託所の菜鳥驛站(Cainiao Yizhan)では、梱包に使われたダンボールを回収する「回収箱」を設置。浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)の浙江大学(Zhejiang University)城市学院内に設置された菜鳥驛站の回収箱には、学生が回収箱にダンボールなど投入するなど積極的にリサイクル活動に参加していた。

 同期間中に回収されるダンボールなどの紙箱の量は1日あたり700個以上、そのうち約3割がすぐに2次利用されるという。菜鳥は今年の「独身の日」にあわせ、全国200都市に5000個のリサイクル回収箱などの集積所を設置している。(c)CNS/JCM/AFPBB News