【11月15日 AFP】米カリフォルニア州ビュート（Butte）郡の森林火災で、地元当局は14日、行方不明となっている100人余りの氏名を公表した。発生から7日目を迎えた同日も、現地では空からの支援も受けながら鎮火・捜索活動が続けられた。

　行方不明者の大半は同郡パラダイスの住民。パラダイスは「キャンプファイア（Camp Fire）」と名付けられた今回の森林火災で、地図上からほぼ消滅した。

　シエラネバダ（Sierra Nevada）山脈の麓に位置するパラダイスは、人口およそ2万6000人で、退職後の生活を送る場所として人気が高い。地元保安官によれば、行方不明届が出されている人の多くは70～90代だという。

　カリフォルニア州各地で起きている森林火災では、これまでに州史上最悪となる計51人の死亡が報告されている。遺体の収容に当たっているチームは14日も、捜索犬とともに家屋を一軒ずつ回って捜索を続けた。(c)AFP