【11月12日 AFP】韓国と北朝鮮は11日、非武装地帯(DMZ)の軍事的緊張の緩和に関する両国の合意に基づき、DMZ内の監視所22か所の撤去を開始した。

 両国は先月の合意に基づき、南北がそれぞれ監視所10か所を撤去し、さらに1か所ずつを保存することを決めた。

 聯合(Yonhap)ニュースが韓国国防省の話として報じたところによると、両軍は監視所から兵と火器を撤収させた後、11日から監視所の撤去を開始。DMZ内には他にも韓国側の監視所が約60か所、北朝鮮側の監視所が約160か所あるという。

 韓国と北朝鮮は先月、両国の軍事境界線上にある板門店(Panmunjom)の共同警備区域(JSA)を非武装化し、南北各35人の非武装要員を残す形で監視所も撤去した。(c)AFP