【11月12日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で11日、イスラエル軍による軍事作戦中にパレスチナ側と銃撃戦などの衝突が発生した。ガザの保健当局によるとパレスチナ人6人が死亡、イスラエル軍も兵士1人が死亡したと発表した。

 パレスチナ当局によれば、銃撃戦はガザ南部ハンユニス(Khan Yunis)の東で発生。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の報道官は「イスラエルによる卑劣な攻撃」だと非難した。死者にはハマス軍事部門の現地司令官1人も含まれるという。

 イスラエル軍によると、ガザからロケット弾10発が発射されたことが確認され、うち2発はミサイル防衛システムによって迎撃されたという。

 衝突を受けて、パリで第1次世界大戦(World War I)終結100周年を記念する式典に参加していたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、日程を切り上げて帰国する意向を明らかにした。(c)AFP