【11月11日 AFP】オーストラリアでイチゴから相次いで縫い針が発見された事件で、同国警察は11日、容疑者として50歳の女を逮捕したと発表した。

 オーストラリアでは今年9月、スーパーマーケットで販売されていたパック入りのイチゴを食べた男性が腹痛を訴え、病院に搬送されたことから、イチゴに縫い針が混入されていたことが発覚。以降もイチゴやリンゴ、バナナなど店舗で販売されていた果物から縫い針が見つかったとされる事例が9月だけで100件を超え、国民の間にパニックが広がっていた。

 クイーンズランド(Queensland)州当局は多額の懸賞金をかけ、同国政府も量刑を引き上げた。

 クイーンズランド州警察は11日午後、全国規模で事件に関する「複雑…かつ広範囲におよぶ捜査を行った結果」、50歳の女を逮捕したと発表。容疑や犯行の動機など、その他の詳細は明らかにしていない。

 イチゴのパックから縫い針が見つかる事件は、隣国のニュージーランドでも1件、発生している。(c)AFP