【11月11日 AFP】ラグビーテストマッチが10日、フランスのパリで行われ、南アフリカが土壇場のトライでフランスから29-26の逆転勝利を収めた。

 このところニュージーランドとイングランドに惜敗していたスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)だったが、この日は激しい雨の降る中、交代出場のムボンゲニ・ムボナムビ(Mbongeni Mbonambi)が85分にトライを決めて勝利を収めた。

 これで南アフリカは、9年前からのフランス戦無敗を継続し、ニュージーランドと同組に入っているW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)まで1年を切る中で、ある程度の自信を取り戻した。

 南アフリカのラシー・エラスムス(Rassie Erasmus)ヘッドコーチ(HC)は、「きょうは頑張りが報われた。もちろん完璧な試合ではなかったが、プレッシャーとの付き合い方を学ぶことができた」と話した。

 一方でフランスのジャック・ブリュネル(Jacques Brunel)HCはミスが続いたことを嘆き、「少しミスがあったせいで、相手との点差を広げられなかった。自制心を欠いた」とコメントした。

 この後、南アフリカは敵地でスコットランドと、フランスはホームでアルゼンチンと対戦する。(c)AFP/Illtud DAFYDD