【11月11日 AFP】女子テニスの国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup 2018)は10日、チェコ・プラハでワールドグループ決勝が行われ、ホームのチェコがシングルスで2勝を挙げ、優勝に王手をかけた。

 チェコは世界ランキング33位のバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova)が19歳のソフィア・ケニン(Sofia Kenin)に6-7(5-7)、6-1、6-4で逆転勝ちを収めると、続く第2試合では同31位のカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)が6-3、7-6(7-2)で同63位のアリソン・リスケ(Alison Riske)を退けた。

 2勝0敗とリードを奪ったチェコは、これで直近8年で6度目、通算11度目(チェコスロバキア時代も含む)の優勝に手をかけた。一方、連覇を目指す米国は、これまで歴代最多となる18回のタイトル獲得を誇る。

 今回の決勝では、米国がスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)、マディソン・キーズ(Madison Keys)が不在で、チェコもカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)とペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)を欠いている。

 11日の大会2日目は、シニアコバがケニン、ストリコバがリスケとそれぞれ顔を合わせる予定で、最終ラバーのダブルスではシニアコバ/バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova)組とダニエル・コリンズ(Danielle Collins)/ニコール・メリカー(Nicole Melichar)組の対戦が予定されている。

 しかし、両チームともに選手を変更する可能性があり、現在風邪を理由に出場を見送っているウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)通算2勝のクビトバが、コートに上がることもあり得る。(c)AFP/Jan FLEMR